おかのりゆきのぶろぐ

アウトプットを最大の学びと捉え,ヘルスケアの専門家として,研究者の端くれとして,情報を発信します

認知行動療法の原則メモ

▶︎1.対象者の抱える問題を常に定式化し,対象者の概念化をする. 導入時の面接での語りと認知的定式化に基づき,対象者を概念化し,情報の追加に伴い,新たに概念化する.治療的戦略として,概念化を対象者と共有し,合致しているか確認を続ける. ▶︎2.…

アウトプットする形を決めるセンス

今日は休みだったので,MRIの画像を眺めつつ今見えている事実を,どうやってまとめあげようかと試行錯誤の繰り返し... 同じ現象を見えていても,アウトプットの選択の仕方では,有意差がなかったり,Effect sizeも小さくなる.だから,どういう形式でアウ…

切磋琢磨する環境

明日から毎日,内輪でのモーニング勉強会をすることにしました. 参加者の全員がある程度の知識を持っていなければ,双方向の議論ではなくて,一方的な教示する形式になってしまうことも想定されますが,最初はそれでいいと思うんですよね.同じ情報でも,き…

脳卒中フェスティバル2018@六本木ヒルズ

脳卒中は,生活が一変する疾患です.体に後遺症が残ることも少なくありません.脳卒中サバイバーの作業療法に病院で関わるひとりのスタッフとして,病院を退院した後の生活の方が圧倒的に長いので,ご自宅へ帰ってからの生活のことがとても気がかりなのです…

片手でもネクタイは着けられる

こんにちは. 昨日は,脳卒中後の復職支援についてどのように進めていけばいいのか? そんなことを話し合う機会がありました. その復職支援を円滑に進める仕組み作りについて,引き続き練っていくことが必要かと考えているんですが,復職する,さらには社会…

万事に共通するコト「動くことで分かる」

第20回日本脳機能イメージング学会に参加してきました 定期的に参加している学会なんですが,今回はニューロマーケティングのセッションがあったりして,フォーカスされる内容がドンドン変わっている感じをひしひしと感じました. 興味深い報告が沢山あり面…

脳画像のセミナー講演が決まりました

「脳画像の読影」のテーマで,セミナーが決まりました.このような機会を頂けるとことは有難いことです.これまで私が培ってきたことを,お伝えできればと思います. seminar.asrin.nagoya セミナー概要 脳損傷によって起きた症状を考えるために脳をみる.私…

当事者の声を聞けているか「心理学を学ぶ」

今でこそ,当事者の方々が,書籍などのメディアを使って,入院時の様子や理学療法や作業療法,言語聴覚療法を受けている時の感想,症状を内観を伝えてくれるようになってますよね. 推薦:「脳卒中患者だった理学療法士が伝えたい,本当のこと(三輪書店)」…

伝えたい!「片手で靴紐は結べる」

「オシャレは足元から」ということが言われたりすることがありますが,そんなこととは関係なく,僕は,高校生の時,白いスニーカーのシューレースの色を替えて毎日違う靴を履くほど靴が好きでした. そんな靴への思い入れがあるからこそ,脳卒中になってから…

脳卒中サバイバーの生活支援を目指して

作業療法士の仕事をしていて,脳卒中サバイバーの生活支援に関わることが多いのですが,私自身,これまで地域の病院で仕事をして,その後,クリニックを併設した研究所での自由診療枠内での介入を進めてきたことで強く感じることがあります. 病院を退院した…

筋肉をつけるために必要な負荷量

必ず強い負荷が必要なのか? 「筋肉をつける」と聞くと、 10 repetitive maximum (RM) で表されるような 10回繰り返すのがやっとな程の負荷量をかけてやる必要があると言われがちです. つまり,筋肉をつけるためには, 絶対に歯を食いしばってやらないとい…

最近の興味は「睡眠」

「機能」と言うのなら,「活動」だけ考えていては片手落ち. 「休息」があるから「活動」ができる. 以前,指導を頂いた先生に言われたことです. 脳活動の計測を行なってまとめていく時に, 「〇〇の活動が上がった」と言うように 活動することばかりに目を…

枕で寝る姿勢を整える

臨床をしていると,肩や腰が痛い・怠いという声を耳にするんですが, すぐに訴えがある部位の介入に着手するのは効果的ではなくて, インタビューが本当に大切なだなと思うことがあります. というのは,状況を掘り下げて聞いていくと, 「朝起きた時が一番…

脳を鍛えることは「省エネ化」

歩いている時に「年齢」を聞いた時に, 立ち止まって答えるか? それとも,歩きながら答えるか?によって, 半年後に転倒する可能性を予測出来るという報告があります. Lundin-Olsson L, Nyberg L, Gustafson Y.(1997) Stops walking when talking" as a pr…

知ってる情報を共有する場として

こんにちは,オカノリユキです. このブログに偶然到達した人も,狙ってきてくれた人も, ありがとうございます. これまでいくつか名前を伏せながらブログをしたりもしたけど 自分の中で情報を発信する位置付け,目的がはっきりしたのもあって 始めることに…