おかのりゆきのぶろぐ

アウトプットを最大の学びと捉え,ヘルスケアの専門家として,研究者の端くれとして,情報を発信します

筋肉をつけるために必要な負荷量

筋肉トレーニング


必ず強い負荷が必要なのか?


「筋肉をつける」と聞くと、

10 repetitive maximum (RM) で表されるような

10回繰り返すのがやっとな程の負荷量をかけてやる必要があると言われがちです.

 

つまり,筋肉をつけるためには,

絶対に歯を食いしばってやらないといけない!

と言うことでしょうか?

 

最近の研究をみていると,そうではありませんね!

 

Ogasawara R, et al. (2013)
Low-load bench press training to fatigue results in muscle hypertrophy similar to high-load bench press training. International journal of clinical medicine 4; 114-121. 

https://file.scirp.org/pdf/IJCM_2013022617114480.pdf

 

 

弱い負荷でも筋肉はつく!

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上記の図のように,Ogasawara, et al. (2013) の報告では,

“疲れるまで”やれば,弱い負荷でも強い負荷でも同じように筋肉が付く!

と言う報告がなされています.

 

長すぎる休憩を挟みながらではなく,

弱い負荷でも繰り返して筋活動の積み重ねることが大切で,

まさに「塵も積もれば山となる」と言う感じです.

 

今の日常生活の中で,

「疲れるなぁ」と感じることを避けずにもう一踏ん張りすることで, 

筋肉を衰えさせないための心得となるでしょう. 

 

すぐに取り組めることとしては,

エレベーターを避けて、階段を積極的に使うことがありますね.

 

私たちが日常生活を通じて,
筋力を維持・向上することができれば,
あえて時間をさいたトレーニングは不要になります.

 

これも時間の有効活用ですし,

作業療法の観点で言えば,

生活動作を通じた筋力トレーニングと言えるでしょう.

 

今日はここまで.

最後までお読みいただき有難うございました.