おかのりゆきのぶろぐ

アウトプットを最大の学びと捉え,ヘルスケアの専門家として,研究者の端くれとして,情報を発信します

当事者の声を聞けているか「心理学を学ぶ」

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今でこそ,当事者の方々が,書籍などのメディアを使って,入院時の様子や理学療法作業療法,言語聴覚療法を受けている時の感想,症状を内観を伝えてくれるようになってますよね.

推薦:「脳卒中患者だった理学療法士が伝えたい,本当のこと(三輪書店)」 

 

しかし,以前,作業療法協会の重鎮の先生とお話ししていた時,こんなことをおっしゃっていました.「これまで当事者の声を十分に聞かないで発展してきたことが反省点ですよ」と.当事者のニーズに寄り添って成り立つものなのに,一方向の関わりだったかもしれないんですよね.

 

今でも,まだその余韻が残ってるんではないでしょうか?

例えば,整形疾患なので,運動機能だけを評価する.中枢疾患なので,運動機能と認知機能を評価する.十分なようで,不十分だとやっぱり思うんですね.それは.「心理機能」です.先進的な方・施設ではすでに着手してますよね.

 

私もようやくその重要性に気づいて,系統だって学ぶことにしたんですよ.日々,個人でも,組織内でも,心理変動,物事の解釈が行動に強く影響することは体感しているのに!カウンセリング・コーチングに力を入れて取り組まれている方がいるのに!ようやくって感じです.

 

5月には渡米して,心理学を軸に据えた運動療法を学びにいくので,自分のフォーカスするポイントが,運動機能,認知機能を経て,心理機能に向かってるとつくづく感じるこの頃です.

  

そして,今日は有益な話しを聞けたこともあって改めて思ったのですが,研修会って本当にありがたいですよね!車輪の再発明を避けられる上に,その先生が数年〜数十年単位で学んで培ったものを,数時間程度で学ぶことができるんですから.

 

この有益な事柄を忘れないうちに消化できるように振り返りを繰り返したいと思います.振り返りなき情報インプットは,刹那で,薄く・浅く残るだけで,身につかないですからね.鉄は熱いうちに打ちます!!!

 

それでは,本日もお読みいただきありがとうございました!