おかのりゆきのぶろぐ

アウトプットを最大の学びと捉え,ヘルスケアの専門家として,研究者の端くれとして,情報を発信します

片手でもネクタイは着けられる

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こんにちは.

 

昨日は,脳卒中後の復職支援についてどのように進めていけばいいのか?

そんなことを話し合う機会がありました.

 

その復職支援を円滑に進める仕組み作りについて,引き続き練っていくことが必要かと考えているんですが,復職する,さらには社会生活を送るということをへ拡大していくと必要になることの一つに,ネクタイを締めることがあると思います(特に男性ですね).

 

クールビスが進んで,必ずしもネクタイをする必要も少なくはなりましたが,冠婚葬祭での礼服を着る時にはやっぱりネクタイ装着が必要になりますからね.

 

頻度は少ない可能性はあるにせよ,男性にとってネクタイを着けることは,大切な行為かなと思っています.

 

ネクタイは通常両手で締めることがよく見本で示されれていますが,脳卒中の後遺症によって片手でネクタイを締める場合にはどのようにしたらいいか?

 

ということで,脳卒中サバイバーの方にご協力頂き作成したものが,以下の動画です.

 


完全に片手だけでネクタイを締め上げていますよね!

実際に,この動画をみて学び,自分でネクタイが締められるようになったという声を現場から頂いてます.

 

自分の知らないところで活動を習得してくれているとうことは,こんな嬉しいことはありませんね!

 

一方で,脳卒中後に立体的な形を理解しようとすると混乱してしまう方もおられ,ネクタイを上手く締められないという方もいらっしゃいます.この現状をどうしようかなと思っていたところ,クリップによって着けられるネクタイが作られていました!

 


このネクタイなら,締め上げる必要はないので,襟元にクリップをちゃんと着けられればネクタイを締めているようになりますね.

 

これまで勝負時に着けてきたネクタイなど,思い入れのあるネクタイを着けたいという方もいらっしゃいます(とっても共感します!!!).ただ,急いでいる時にも比較的すぐに着けられるワンタッチネクタイは状況を選んで活用できる価値あるネクタイだなと思いました.

 

今日はここまでです.

有難うございました.

 

脳卒中サバイバーの日常生活で必要となるであろう生活行為の知識を発信すしているサイトも管理してますので,良かったら見てやってください.

www.nikakume.com